Go Forward!(ゴーフォワード!)櫻木学院高校ラグビー部の熱闘
著者:花形みつる
出版社:ポプラ社
あらすじ
酒田公男(さかたきみお)は横浜市北部に所在する櫻木学院高校に臨時教員として採用され、採用を決めた同校の理事長・宝生実日子(ほうじょうみかこ)にある依頼をされる。
それはラグビー部の監督になること。
酒田はその依頼を達成するため、部員ゼロの状態からラグビー部を立ち上げるべく動き出す。
しかし、実績のないラグビー部への勧誘は思うように進まず、集まってきたのは一癖も二癖もあるものばかり。怪我でサッカー部を退部した者、試合中に他校の生徒を殴ってバスケ部を追われた者、プライドが高すぎて剣道部に馴染めなかった者、中学時代にイジメを受けていた者——。
酒田がラグビー競技に必要な15人を集めるために四苦八苦していたところ、理事長が本場ニュージーランドからラグビー部のために留学生をスカウトしてくる。
創部して半年も経たないラグビー部に対する理事長の目標は「県大会ベスト4入り」。酒田は、その途方もない目標を実現するべく、部員たちと共に厳しい練習に取り組んでいく。
見どころ
本書はまさに青春小説!
ラグビー部を立ち上げる酒田公男は、大学を卒業したばかりで教員経験も覚悟もないまま、思春期の高校生たちと向き合うことに。ラグビー部員たちもまた、それぞれが抱える挫折感や劣等感、「自分さえ良ければそれでいい」という強烈な自我を持つ者ばかりです。
そんな酒田を始めとするラグビー部員たちは、お互いにぶつかり合い、失敗や成功を繰り返しながら成長していきます。その過程はワクワクドキドキが止まりません。
酒田率いる櫻木学院高校は、果たして県大会ベスト4入りをすることができるのか。ぜひ、一読してその結末を見届けてください!
こんな人におすすめ
私は青春小説が大好きです。
なぜなら、そこには学生時代の私自身も経験した劣等感や、高い壁にぶつかったときの挫折感などが表現されているからです。
本書ではそんな壁にぶつかった少年たちが、いかにして仲間と共に壁を越えていくかが描かれており、とても感情移入できる内容となっています。
特に、部員たちがきつい部活動をやめるかどうかを悩む中、仲間たちとの何気ない会話で気持ちが持ち直していく過程は、部活動経験者ならきっと共感できると思います。
一人では乗り越えられない壁も、友達と一緒なら乗り越えられる。そんな気持ちにさせてくれる小説です。
今まさに壁にぶつかっている人、過去に壁にぶつかっていた人——そんな人にはぜひ本書を読んで共感し、また明日から頑張ろうと思ってほしいです。


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