成瀬シリーズの読む順番|全3作で完結・文庫情報と宮島未奈のおすすめ作品【2026年最新】

青春

「成瀬シリーズって全部で何冊?」「どの順番で読めばいいの?」「宮島未奈さんの新作も気になる」——そんな方に向けた記事です。

『成瀬は天下を取りにいく』で2024年の本屋大賞を受賞し、一躍話題となった宮島未奈さん。滋賀・大津を舞台に、圧倒的な信念で我が道を突き進む主人公たちを描く作風で、多くの読者を惹きつけています。

この記事では、書評ブログ「みやくろ書房」が、成瀬シリーズの読む順番と文庫情報、最新作『ギャルにひかれて寺マルシェ』など宮島未奈さんのおすすめ作品を、ネタバレなしのあらすじと感想でご紹介します。次の一冊選びの参考にしてください。

結論:成瀬シリーズは全3作で完結。刊行順に読むのがおすすめです。
①『成瀬は天下を取りにいく』→②『成瀬は信じた道をいく』→③『成瀬は都を駆け抜ける』(完結編) 1作目と2作目は新潮文庫でも読めます。3作目は2026年10月時点で単行本のみです。

宮島未奈とは?

 宮島未奈(みやじま みな)さんは、滋賀県大津市在住の小説家。2023年に刊行したデビュー作『成瀬は天下を取りに行く』が、2024年の本屋大賞を受賞し大ベストセラーとなりました。

 作品の魅力は、なんといっても主人公の強烈なキャラクター。「わたしは200歳まで生きる」と言い切る成瀬あかりのように、自分の信念をまっすぐ貫く人物が、周囲の人々を巻き込みながら日常を少しずつ変えていく——そんな爽快で前向きな物語を描くのが持ち味です。地元・滋賀県大津市の実在のスポットが数多く登場するのも、シリーズの大きな特徴です。

成瀬シリーズの読む順番【全3作・完結済み】

 成瀬シリーズは全3作で、2025年12月発売の『成瀬は都を駆け抜ける』で完結しました。どの巻も短編をつなげた形ですが、成瀬と周りの人たちの関係が少しずつ積み重なっていくので、刊行順に読むのがおすすめです。

順番タイトル単行本文庫(新潮文庫)
1作目成瀬は天下を取りにいく(本屋大賞受賞)2023年3月2025年6月
2作目成瀬は信じた道をいく2024年1月2026年6月
3作目(完結編)成瀬は都を駆け抜ける2025年12月まだ出ていない

 シリーズ累計は250万部を突破しています(2026年7月、新潮社発表)。最新作『ギャルにひかれて寺マルシェ』は成瀬とは別の物語なので、どのタイミングで読んでも楽しめます。

単行本と文庫、どちらで読む?

1作目と2作目は新潮文庫から出ています(各693円)。完結編の『成瀬は都を駆け抜ける』は、2026年10月時点で単行本だけです。

手軽に始めたい人は文庫で1・2作目を読み、続きが気になったら3作目を単行本で読むのがおすすめです。2作目の文庫版には、ミルクボーイ駒場孝さんの解説がついています。

宮島未奈のおすすめ作品を紹介【成瀬シリーズ+単発作】

①成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ1作目(2024年本屋大賞受賞)

滋賀県大津市に住む中学2年生・成瀬あかりは、閉店を控えた西武大津店に「この夏を捧げる」と宣言。さらに親友の島崎とともに「お笑いの頂点を目指す」とM-1グランプリ出場へ動き出す。周囲を巻き込みながら我が道を進む、規格外の少女の物語。

見どころ:「わたしは天下を取りに行く」と言い切る成瀬の圧倒的な信念と行動力。地元・大津の実在スポットを舞台にした青春群像劇としても爽快です。

こんな人におすすめ:まっすぐで元気をもらえる青春小説を読みたい人に。まずはシリーズの入口として。

『成瀬は天下を取りにいく』のあらすじと感想を読む

 ②成瀬は信じた道をいく(宮島未奈)

著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ2作目

京都大学を目指す成瀬あかり。受験会場でテントを張る男子受験生を自宅に泊めるなど、相変わらずのマイペースぶり。一方、東京で大学生になった島崎が年末に成瀬家を訪ねると、あかりは「探さないでください あかり」という書き置きを残し姿を消していた——。

見どころ:高校卒業から京大へと舞台を広げ、成瀬の世界がさらに拡大。新キャラも増え、群像劇としての厚みが増した続編です。

こんな人におすすめ:1作目で成瀬にハマった人に。成瀬の“その後”を見届けたい人へ。

『成瀬は信じた道をいく』のあらすじと感想を読む

③成瀬は都を駆け抜ける(宮島未奈)

著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ完結編

京都大学の入学式で失恋の傷を抱える坪井さくらは、そこで個性的な成瀬あかりと出会う。信念を貫く成瀬に惹かれたさくらは、失恋を相談。「ほかのことに打ち込め」という助言をきっかけに、さくらは料理の世界へのめり込んでいく——。成瀬シリーズの集大成。

見どころ:成瀬に影響を受けた“周囲の人々”の視点から描かれる完結編。成瀬の存在が人をどう変えるのかが結実する、シリーズの締めくくりです。

こんな人におすすめ:シリーズを最後まで見届けたい人に。「ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」——迷える人の背中を押す一冊。

完結編『成瀬は都を駆け抜ける』のあらすじと感想を読む

④ギャルにひかれて寺マルシェ(宮島未奈)

著者:宮島未奈/出版社:角川書店/最新作(成瀬シリーズとは別作品)

亡父の酒店を惰性で継いだ30歳の英介。悪友にそそのかされ、子供の頃に寺に埋めた高価なポケモンカードを掘り出そうとする。偵察に訪れた寺マルシェで出会ったのは、ギャルメイクで法話を行う尼僧=元同級生の真実子だった。「ギャル僧まみたん」として売り出す計画が動き出す——!?

見どころ:舞台は学校から「地元の寺と商店街」へ。日常に飽きた大人ほど刺さる、心がほっこりする物語。信念を持つ真実子に感化され、英介が日常の中に楽しみを見出していく過程が魅力です。

こんな人におすすめ:成瀬シリーズを読み終えた人の“次の一冊”に。日々を惰性で過ごしがちな大人に。

『ギャルにひかれて寺マルシェ』のあらすじと感想を読む

⑤婚活マエストロ(宮島未奈)

2024年10月に文藝春秋から出た、大人向けのお仕事小説です。稼ぎの少ないライターが婚活の世界に飛び込み、人生を立て直していきます。成瀬より少し上の世代の主人公を読みたい人におすすめです。(みーやは未読のため、あらすじのみの紹介です)

⑥それいけ!平安部(宮島未奈)

2025年4月に小学館から出た青春小説です。高校に入学した主人公が、平安時代を楽しむ「平安部」を作るため、部員集めに奔走します。成瀬シリーズの明るさが好きな人におすすめです。(みーやは未読のため、あらすじのみの紹介です)

『成瀬は天下を取りにいく』は漫画版・舞台も

1作目は、「コミックバンチKai」で連載中の漫画版(作画:小畠泪)が単行本になっています。2026年7月には舞台化もされました。活字が苦手な人やお子さんには、漫画から入るのもおすすめです。

宮島未奈作品の魅力

宮島未奈さんの作品に共通する魅力は、「自分の信じた道を突き進む人物の、圧倒的な爽快感」です。

成瀬あかりも、寺マルシェの真実子(ギャル僧まみたん)も、周囲の目を気にせず自分の“好き”や“信念”に全力で向き合います。その姿は、日々をなんとなく過ごしてしまいがちな私たちに「もっと自分の人生を楽しんでいい」と背中を押してくれます。ミステリーのような派手な事件はなくても、読み終えたあとに前向きな気持ちになれる——それが宮島未奈作品の一番の魅力です。

成瀬シリーズのよくある質問

Q. 成瀬シリーズは全部で何冊?

3冊です。2025年12月発売の『成瀬は都を駆け抜ける』で完結しました。

Q. 2作目から読んでも大丈夫?

短編ごとに読めますが、成瀬と島崎の関係が積み重なっていくので、1作目からの方が楽しめます。

Q. 文庫版は出ている?

1作目は2025年6月、2作目は2026年6月に新潮文庫から出ています。3作目は2026年10月時点で単行本のみです。

Q. 『ギャルにひかれて寺マルシェ』は成瀬シリーズ?

別の物語です。成瀬を読んでいなくても楽しめます。

Q. 読書感想文にはどれが向いている?

1作目の『成瀬は天下を取りにいく』が書きやすいです。読書感想文の書き方のヒントはこちら。

まとめ

今回は、宮島未奈さんのおすすめ作品と成瀬シリーズの読む順番をご紹介しました。最後に一覧で振り返ります。

作品位置づけこんな人におすすめ
成瀬は天下を取りにいく成瀬シリーズ1作目(本屋大賞)まず宮島作品に触れたい人
成瀬は信じた道をいく成瀬シリーズ2作目成瀬のその後を追いたい人
成瀬は都を駆け抜ける成瀬シリーズ完結編シリーズを最後まで読みたい人
ギャルにひかれて寺マルシェ最新作(別の物語)成瀬を読み終えて次の一冊を探す人
婚活マエストロ大人向けのお仕事小説大人が主人公の物語を読みたい人
それいけ!平安部高校生の青春小説成瀬のような明るい青春ものが好きな人

どの作品も、信念を貫くまっすぐな主人公に元気をもらえるものばかり。気になった作品があれば、ぜひ各書評ものぞいてみてください。あなたのお気に入りの一冊が見つかりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました