「成瀬シリーズって全部で何冊?」「どの順番で読めばいいの?」「宮島未奈さんの新作も気になる」——そんな方に向けた記事です。
『成瀬は天下を取りに行く』で2024年の本屋大賞を受賞し、一躍話題となった宮島未奈さん。滋賀・大津を舞台に、圧倒的な信念で我が道を突き進む主人公たちを描く作風で、多くの読者を惹きつけています。
この記事では、書評ブログ「みやくろ書房」が、成瀬シリーズの読む順番と、最新作『ギャルにひかれて寺マルシェ』までのおすすめ全4作を、ネタバレなしのあらすじと感想でご紹介します。次の一冊選びの参考にしてください。
宮島未奈とは?
宮島未奈(みやじま みな)さんは、滋賀県大津市在住の小説家。2023年に刊行したデビュー作『成瀬は天下を取りに行く』が、2024年の本屋大賞を受賞し大ベストセラーとなりました。
作品の魅力は、なんといっても主人公の強烈なキャラクター。「わたしは200歳まで生きる」と言い切る成瀬あかりのように、自分の信念をまっすぐ貫く人物が、周囲の人々を巻き込みながら日常を少しずつ変えていく——そんな爽快で前向きな物語を描くのが持ち味です。地元・滋賀県大津市の実在のスポットが数多く登場するのも、シリーズの大きな特徴です。
成瀬シリーズの読む順番
成瀬シリーズは、以下の順番で読むのがおすすめです。基本的には刊行順に読めば、成瀬あかりの成長を余さず楽しめます。
| 順番 | タイトル | ひとこと |
| 1作目 | 成瀬は天下を取りに行く | 本屋大賞受賞。まずはここから |
| 2作目 | 成瀬は信じた道をいく | 高校〜京大時代へ。続編 |
| 完結編 | 成瀬は都を駆け抜ける | シリーズの集大成 |
| 最新作 | ギャルにひかれて寺マルシェ | 同じ著者の“日常を愛でる”新作(成瀬とは別の物語) |
なお『ギャルにひかれて寺マルシェ』は成瀬シリーズとは別作品ですが、「信念を持った人が周囲を変えていく」という宮島未奈作品らしい魅力は健在。成瀬シリーズを読み終えた方の“次の一冊”にぴったりです。
宮島未奈のおすすめ作品を順番に紹介【全4作】
①成瀬は天下を取りに行く(宮島未奈)
著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ1作目(2024年本屋大賞受賞)
滋賀県大津市に住む中学2年生・成瀬あかりは、閉店を控えた西武大津店に「この夏を捧げる」と宣言。さらに親友の島崎とともに「お笑いの頂点を目指す」とM-1グランプリ出場へ動き出す。周囲を巻き込みながら我が道を進む、規格外の少女の物語。
見どころ:「わたしは天下を取りに行く」と言い切る成瀬の圧倒的な信念と行動力。地元・大津の実在スポットを舞台にした青春群像劇としても爽快です。
こんな人におすすめ:まっすぐで元気をもらえる青春小説を読みたい人に。まずはシリーズの入口として。
詳しい書評はこちら リンク先URL: https://kuroneko-syobo.com/seishun/
②成瀬は信じた道をいく(宮島未奈)
著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ2作目
京都大学を目指す成瀬あかり。受験会場でテントを張る男子受験生を自宅に泊めるなど、相変わらずのマイペースぶり。一方、東京で大学生になった島崎が年末に成瀬家を訪ねると、あかりは「探さないでください あかり」という書き置きを残し姿を消していた——。
見どころ:高校卒業から京大へと舞台を広げ、成瀬の世界がさらに拡大。新キャラも増え、群像劇としての厚みが増した続編です。
こんな人におすすめ:1作目で成瀬にハマった人に。成瀬の“その後”を見届けたい人へ。
詳しい書評はこちら リンク先URL: https://kuroneko-syobo.com/seisyun-2/
③成瀬は都を駆け抜ける(宮島未奈)
著者:宮島未奈/出版社:新潮社/シリーズ完結編
京都大学の入学式で失恋の傷を抱える坪井さくらは、そこで個性的な成瀬あかりと出会う。信念を貫く成瀬に惹かれたさくらは、失恋を相談。「ほかのことに打ち込め」という助言をきっかけに、さくらは料理の世界へのめり込んでいく——。成瀬シリーズの集大成。
見どころ:成瀬に影響を受けた“周囲の人々”の視点から描かれる完結編。成瀬の存在が人をどう変えるのかが結実する、シリーズの締めくくりです。
こんな人におすすめ:シリーズを最後まで見届けたい人に。「ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」——迷える人の背中を押す一冊。
詳しい書評はこちら リンク先URL: https://kuroneko-syobo.com/seisyun-3/
④ギャルにひかれて寺マルシェ(宮島未奈)
著者:宮島未奈/出版社:角川書店/最新作(成瀬シリーズとは別作品)
亡父の酒店を惰性で継いだ30歳の英介。悪友にそそのかされ、子供の頃に寺に埋めた高価なポケモンカードを掘り出そうとする。偵察に訪れた寺マルシェで出会ったのは、ギャルメイクで法話を行う尼僧=元同級生の真実子だった。「ギャル僧まみたん」として売り出す計画が動き出す——!?
見どころ:舞台は学校から「地元の寺と商店街」へ。日常に飽きた大人ほど刺さる、心がほっこりする物語。信念を持つ真実子に感化され、英介が日常の中に楽しみを見出していく過程が魅力です。
こんな人におすすめ:成瀬シリーズを読み終えた人の“次の一冊”に。日々を惰性で過ごしがちな大人に。
詳しい書評はこちら リンク先URL: https://kuroneko-syobo.com/seishun-4/
宮島未奈作品の魅力
宮島未奈さんの作品に共通する魅力は、「自分の信じた道を突き進む人物の、圧倒的な爽快感」です。
成瀬あかりも、寺マルシェの真実子(ギャル僧まみたん)も、周囲の目を気にせず自分の“好き”や“信念”に全力で向き合います。その姿は、日々をなんとなく過ごしてしまいがちな私たちに「もっと自分の人生を楽しんでいい」と背中を押してくれます。ミステリーのような派手な事件はなくても、読み終えたあとに前向きな気持ちになれる——それが宮島未奈作品の一番の魅力です。
まとめ
今回は、宮島未奈さんのおすすめ作品と成瀬シリーズの読む順番をご紹介しました。最後に一覧で振り返ります。
| 作品 | 位置づけ | こんな人におすすめ |
| 成瀬は天下を取りに行く | シリーズ1作目 | まず宮島未奈を知りたい人 |
| 成瀬は信じた道をいく | シリーズ2作目 | 成瀬の成長を追いたい人 |
| 成瀬は都を駆け抜ける | 完結編 | シリーズを見届けたい人 |
| ギャルにひかれて寺マルシェ | 最新作 | 読了後の“次の一冊”に |
どの作品も、信念を貫くまっすぐな主人公に元気をもらえるものばかり。気になった作品があれば、ぜひ各書評ものぞいてみてください。あなたのお気に入りの一冊が見つかりますように。

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