謎の香りはパン屋から
著者:土屋 うさぎ
出版社:宝島社
あらすじ
漫画家志望の大学一年生の主人公「市倉小春」は友人の紹介で大阪府豊中市にあるパン屋「ノスティモ」でアルバイトを始める。
漫画家を志望している主人公は漫画執筆のため様々な情報や知識を蓄えており、パン屋「ノスティモ」に訪れるお客さんや同僚たちからもたらされる謎を解き明かしていくことになる。
本書は第一章から第五章までの本章とエピローグで構成されている。
「第一章」焦げたクロワッサン
「第二章」夢見るフランスパン
「第三章」恋するシナモンロール
「第四章」さよならチョコロネ
「第五章」思い出のカレーパン
エピローグ
見どころ
本書はいわゆる日常系ミステリーに該当すると思いますが、ミステリー要素はやや薄めです。
しかし、それゆえに分かりやすく読みやすい内容になっており、各章はそれぞれで完結していますが、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まりませんでした。
第五章では第一章からの伏線回収もあり、これには驚かされます。
きっと、この本を読んだ後には、パン屋さんに行ってパンを食べたくなること必至。
私は、カレーパンを食べたくなりました(笑)
こんな人におすすめ
ミステリーものを読みたいけど難しすぎると読むのに疲れてしまう、あまり重くない話が読みたい、ちょっとした青春を感じたい。そんなあなたにおすすめです。
謎の香りはパン屋からの総合評価と感想
総合評価:★★★★☆(4.0)
| 評価項目 | 点数 |
|---|---|
| ストーリー | ★★★★☆ |
| キャラクター | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 読後感 | ★★★★★ |
漫画家志望の大学生・市倉小春が、バイト先のパン屋「ノスティモ」に持ち込まれる日常の謎を解いていく——肩の力を抜いて楽しめる日常系ミステリーでした。ミステリー要素はやや控えめですが、それゆえに分かりやすく、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まりません。
各章は独立した短編ながら、第五章では第一章からの伏線回収があり、これには思わず驚かされました。焦げたクロワッサン、夢見るフランスパン……と各章のタイトルも可愛らしく、ふんわり優しい世界観に癒されます。
そして何より、読み終えたあとは無性にパンが食べたくなること必至。私はカレーパンが食べたくなりました(笑)。重すぎないミステリーや、心温まる日常系の物語を探している人にぴったりの一冊です。
『謎の香りはパン屋から』を楽しめた方は、続編『謎の香りはパン屋から2』もおすすめです。おなじみのメンバーの“その後”と、新たなパンの謎が楽しめます。



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